入学式や新学期準備の慌ただしい行事が終わったら、お母さんたちを待っているのは新クラスでの保護者会。ここで今年度の広報委員になったお母さんたちは、1年の行事を報告するPTA発行の広報誌を作るわけです。
予算のある学校ならば制作からきしもとデザインはじめデザイン事務所がお手伝いできますが、予算のない学校ですと自分たちで作らなければいけないこともあるようです。そんなお母さんたちを少し助けられる、EXCELやWORDでも応用できる広報誌デザインのヒントをお教えします。
第1弾はこちら↓
「これだけ守っていたら体裁の整ったキレーめ広報誌ができるよ」という3つのルールをご紹介しました。あわせてご覧ください。
第2弾でも3つのルールをご紹介します。
●階層ごとにフォントを決める
たとえば、タイトルとなる見出し、その説明のリード文、中身を説明する長い文章、あとは写真の説明のキャプション文などせいぜい4種類程度に使用フォントをおさえておくと整います。
楽しさを出すためにフォントの種類を多用したくなりますが、結果的にみづらくなりますので、たとえばタイトル周りはゴシック系、読んでほしい文章周りは明朝系などと決めてみましょう。(図の右側がチグハグな例です)
●EXCELやWORDの飾りエフェクトを多用しない
ワードアートや図形挿入など、EXCELやWORDには見出しに使える飾り文字や、スペースを埋められる図形などがたくさんありますが、これらを多用しすぎるとちぐはぐになってしまいます。(図の右側がチグハグな例です)
グラデーションや虹色、爆発マークなどが使われがちですが、統一するか仕様を最小限におさえると、やりすぎていない見やすいデザインになります。
●挿絵のイラストはトーン&タッチを揃える
著作権フリーの無料イラストなどを挿絵に使うことも多いと思いますが、もし時間に余裕があれば、その絵のトーン&タッチを揃えるだけでとても見やすくなります!(図の右側がチグハグな例です)
トーンやタッチを見極めるのは「輪郭の線があるか・ないか」「輪郭の線が黒か・茶色か」「人間の等身や顔の表情がリアルか・子供っぽいか」などでわけられます。
たとえば左のイラストは全て「子供っぽいタッチで、輪郭があって、輪郭は茶色」を使われているものを選びました。右の例は、国旗はハッキリとリアルなのに、白黒のイラストがあり、さらに漫画タッチな絵も使われていますね。
タイトルとテキストなど中身の要素は同じなのに、見た目がこれだけ違ってきます。
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きしもとデザインは個人事業やお店の名刺やチラシなど印刷ツールの女性目線のデザインと制作をしています。制作事例はこちら。お気軽にお問い合わせください。