おすすめする好きな用紙のおはなし

きしもとデザインおすすめの用紙

15年近い職業柄、たーーーくさんの紙をさわったり、太陽にすかしたり、すりすり頬ずりしたり、くんくん嗅いだり、ペロッとナメたり(笑)して、そのときに作る制作物にベストなものを選んできました。

そのときの制作物の用途や、優先すべきことによって、だいたい「こういう時にはこの紙」というセオリーが決まってました。もちろんクオリティや厚みなど上を見ればキリがないのですが、予算もありますしね。

きしもとデザインおすすめの用紙

●手触り重視なら!!!サテン金藤がお勧めです。

白色度でいうと、白過ぎず黄色過ぎずほどよいバランス。そして何より気持ちいいのがすべすべ肌のようなスムースな触り心地。キメ細かな質感なので、女性向け商品や告知などにオススメです。どんなデザインでも上品に仕上がります。

あとは、なんといってもインクが乗ったとき(写真が印刷されたとき)の鮮やかさ!紙は質感にこだわりすぎるとインクの乗りが悪いとか、色が沈みすぎるというデメリットと引き換えになることが多いのですが、サテン金藤に関してはインクが美しく乗るので、写真の再現性はとても良いです。

そのため、名刺やカードだけではなく、写真集やパンフレットにも最適です。厚みも様々なのでペラもOK、冊子もOKという万能な用紙だと思います。

●アンティークやヴィンテージ系のブランディングなら!!!

生成りで毛羽立ったようなモケモケした紙が好きな女性は多いですよね。あのような沈んだ風合いの紙が良いなら、ファーストヴィンテージという用紙がオススメです。ファーストヴィンテージほど色がついていなくて良い場合は、ブンペルというナチュラル紙もオススメ。

見た目や触り心地が特徴的ですから、ブランドの世界観を優先するのに適した用紙なので、名刺やカードはもちろん、封筒など手にした瞬間に「あ、あのお店だ」と気付いてもらえるツールにも向いています。

きしもとデザインおすすめの用紙

●ナチュラルを極めるなら!!!

前述のファーストヴィンテージなどはちょっとこだわりを出しすぎるかな、、という場合は、私自身の名刺も1~2カ月迷いに迷ってコレに決めた!ハイブリッドバガスがオススメです。

実はコートされているようなのですが、ノンコートに見えるほど見た目も手触りもラフなかんじなので、好みに左右されないナチュラルさを出したいときにぴったり。

ハイマッキンレーやカメレオンのシリーズが有名な五條製紙さんの用紙で、パルプ配合の環境に配慮されたものです。五條製紙さんなので、やはり高いですーーー。高いですけど、どうしてもコレがいいと決めさせてしまうくらい良い紙なのですよね。

強度がある厚めの紙なのでカードやパッケージに向いています。

●その他によく使ったのは

アラベール、ヴァンヌーボ、Mr.Bあたりの紙は、まずインク乗りがきれいなので写真を載せるものでも美しく魅せられることが大前提として、手触りや、生成り感が、こだわってるっぽいのに安価であるということから、パンフレットなどページ数の多いものを作る際に重宝していました。

きしもとデザインは個人事業やお店の名刺やチラシなど印刷ツールの女性目線のデザインと制作をしています。制作事例はこちら。お気軽にお問い合わせください。