広報誌にオススメの用紙を2つご紹介します

広報誌に適した用紙サンプル

何がちがうの?どうちがうの?というご質問の多い「PTA広報誌に使いやすい用紙」について2種類をご紹介します。

一つ目は「コート紙90kg」です。
デザイン会社または制作会社によっては、用紙をどれにするかという質問もなくコレに決まっているくらい一般的です。

いわゆる家の郵便受けにポスティングされていたり、街で配られているチラシに多い用紙で、写真のノリが綺麗なこと、厚みも厚すぎず薄すぎない程よさから、多くの印刷物に使われています。

メリットはやはり写真がキレイに発色すること。見た目の通り、触り心地もツルツルで、程よい光沢もあるので写真がキレイに発色します。青空や木々の緑、子どもたちの表情などは明るくはっきりと再現できます。

広報誌に適した用紙サンプル

もう一つは「マットコート90kg」。
その名のとおりマット=ツヤ消しなので、コート紙よりも見た目の光沢が弱く、触り心地もサラサラ系です。

メリットは、用紙の面がテカテカしすぎないので光の反射が少なく写真や文字が見やすいこと。

あとは紙を作る段階のマニアックな話になりますが、表面の凹凸をなくし滑らかにするためにグッとプレス&塗工されたコート紙よりも、マットコート紙の方がミクロレベルでは毛羽立っているのでコシがあり、例えば8ページ冊子型の広報誌だとして、このマットコート紙が4枚折り重なったときに、同じ90kgのコート紙よりしっかりしているように感じます。

手持ちですが、同じ角度で用紙をペーパースタンドに立ててみたときのしなり具合を比較してみました。
※プリントパックさんの用紙サンプルが大きくて、しなりがわかりやすかったので使用します

▼コート紙

広報誌に適した用紙サンプル

▼マットコート紙

広報誌に適した用紙サンプル

マットコート紙の方がヘニャりすぎずにしっかりしています。

私がデザインをお任せ頂いたときや、用紙についてご質問があった際にオススメするのもこの「マットコート」です。私のデザインにはマットな質感の方が合うと自分で思っているだけです。

デメリットにも挙げたように、写真の鮮やかさは落ちてしまうので無理にオススメしていません。ご希望の用紙や見せ方があればPTA広報委員さんのご指定にお応えしています。

あくまでも好みになりますが、私が思うコート紙のデメリットはツヤがありすぎること。色使いによってはギラギラして古臭く見える場合もあると思っています。また、ちょっとしたツメの跡など折り線がすぐについてしまって傷付きやすいことも気になります。

この2つの用紙ならば、きしもとデザインでは同料金で制作しています。料金表はこちら。

ご希望の見せ方などあればピッタリの用紙をご紹介できますので、なんでも聞いてください。