オリジナル70歳ロゴをポーチに自分でシルク印刷

シルクスクリーン印刷の工房

年明けすぐの父の誕生日のために、オリジナルロゴとグッズを自分たちで作りたくて、ちょうど今年の年賀状を作ったレトロ印刷屋さんがやっている、シルクスクリーン印刷が自分でできる工房へ行ってみました。

シルク印刷用の道具とスペースを借りてひたすら作業が出来る工房です。

デザインは準備していっても、その場で描いてもOK。印刷するグッズは持ち込んでも良いし、その場で用紙や布製のカバンやポーチなども購入できます。常連ぽい人たちはごはんを持ち込んで1日がかりで印刷に没頭してて、なるほどー!と。

工作が好きな息子も絶対に楽しいはず!と思ったから、ふたりで行ってきました。

映画007が好きな父が70歳になったので、この数字並びをデフォルメして父の古希オリジナルロゴをデザイン!

父の誕生日のオリジナルロゴ

数字も007を070にしました!

銃口の先のシルエットはもちろん父です(笑)!

名前はKENではないのだけど、海外生活の時のニックネームで今でも呼ぶのでそれで。

工房へは紙に印刷した状態でデザインを持っていきます。受付で係の人に渡してメッシュ状の版にしてもらいます。絵の部分=色が塗られるところだけ孔が開くので、そこに上からインクを通せば印刷できるのが孔版印刷の仕組み。

昭和の年賀状作りで流行ったプリントゴッコもこの仕組みです。

シルクスクリーン印刷の製版

布製のグッズを作りたかったので油性インクを選びました。デニムや黒・紺などの濃い色に蛍光カラーをハッキリと印刷したいよーと受付で相談したら油性をオススメしてくれました。

シルクスクリーン印刷の製版

フィルムをピーンと張って枠にはめて、マスキングテープで準備。作りたいものとイメージを伝えたらなにからなにまで全部教えてくれて、親切なお姉さんありがとう!

選んだインクを版のはしっこに乗せます。フィルム版の下に刷りたいグッズを置いて、いよいよ本番。インクをスキージというヘラでビビビーと一気に刷る!

オリジナルグッズのシルクスクリーン印刷

これを2回繰り返して印刷をハッキリとさせます。版を上げて、ポーチにロゴが印刷されていた時は感動しましたーー!

300度(とお姉さんが言っていたはず)の工具っぽいドライヤーで簡単に乾かします。

シルクスクリーン印刷のグッズを乾かす

さらにしっかり乾かすために、大きなプレス型アイロンでポーチやカバンを15秒しっかりと挟みます。

シルクスクリーン印刷の仕上げのプレス

せっかくだから“おじいちゃん70歳記念”のロゴで、他に自分たちが持てるグッズも作りたくて、その場でエコバッグとかミニポーチとかを追加で買って印刷しました。

グッズはポーチなら¥250から¥400くらい、Tシャツは800円、高いものでも¥1000ちょっとだったので、これは良いデキだーー!と思って、もっと刷りたくなっても大丈夫なところが嬉しい~

出来上がったオリジナルグッズ

とても楽しかった!

缶バッヂまで追加して作って。

オリジナルグッズのシルクスクリーン印刷

紙に印刷したい場合や、今回の70歳ロゴグッズのように濃い色の布ではなく、薄い色の布に印刷する場合なら、水性インクで良いみたい。その水性インクなら版を水で洗って持っておけば、何度でも使えるんですって。油性インクはインクが固まってしまうから一度きりの使い捨て。

封筒や名刺に自分でレトロ印刷ってかわいいな~と、何かまた作りたい欲が、、、出てまいりますね

今回お邪魔したのはレトロ印刷の作業場SURUTOCOさん。要予約です。