フローリストさんの上質でシンプルな箔押しカード

フローリストの箔押し名刺

東京も緊急事態宣言が解除されましたね。週末に近所に買い物に行ったときに、久しぶりに通りがかった公園のグリーンが鮮やかで景色が気持ちよかったです。

外出自粛のうちにすっかり季節が変わっていたんだな~。だってジョギングに出かけるともうあじさいが咲き始めているのを見かけるし。2020年は春から初夏を感じることもないまま梅雨に向かうんですね。

あじさい

さて5月はフリーランスでのお仕事をこれから始められるフローリストさんからのご依頼で、お名刺とスワッグなどに付けるタグを制作しました。

スワッグって花や葉ものの植物をざっくりとラフに束ねたナチュラルな花束のことで、壁に逆さに吊って飾る可愛いインテリアです。

スワッグやリースなどの、まずはドライフラワーを素材にできる商品から始められるということで、落ち着いた大人の雰囲気がイメージされたのだけど、お話を伺ったり、手がけられたウエディングフラワーの写真を拝見しているうちに、なんとなくご提案したい用紙の候補がしぼれてきました。

きしもとデザインおすすめの用紙

手触りのラフな非塗工用紙がいいな~

一目見ただけで「ただものではない」こだわり用紙であることがわかるような

厚みしっかりならばお仕事の丁寧さと信頼も感じてもらえるし

デザインでは作りすぎないナチュラルな印象をもたせたいな~、と。

ファーストヴィンテージ、ディープマット、クラフト系のボール紙、、、

洋服でも雑貨でも文房具でも、タグに厚みがあってモダンにおしゃれだと、ちょっとテンション上がりますよね!ハトメで留めてあったり、ね。

ハトメは今回は女性フローリストさんだったので、ちょっとハードな気がして控えましたが、とにかくお名刺もタグも、一目見て、手にとった時にスベスベと触りたくなるようなやさしいラフさと、こだわりの厚みを感じてほしいなと。

そしてもしそのラフな表面と厚みが叶うならば、ぜひ相性ばっちりの箔押しをおすすめしたいな、と。

何度かのご提案とご返事のやりとりの末に仕上がりました、お名刺とタグがこちらです。

フローリストの箔押し名刺

フローリストの箔押し名刺

箔押しは、選んだ用紙の表面がもさもさと毛羽立っているほど、また側面っていえるくらいの厚みがあればあるほど、ぐっと押された箔の深さと影が際立ちます。

そして、この箔の色は「青みの金」で、いわゆるお菓子のパッケージにあるようなギラギラした黄色いゴールドでもないし、銅っぽい赤みのあるゴールドでもないし、例えるならホワイトゴールドに近いマットな質感の金箔。

この用紙のもさもさ感と、厚みと、アッシュな色と、箔の控えめな美しさと、その立体的な影が、全部美しいバランスで整いました!

ナチュラルグリーン

デザインは、ご希望のイメージを送っていただいたので、その素朴でシンプルな雰囲気のままの花や葉っぱのイラストをリースのように丸く配置。

私は「手入れはほとんど要らないよ」が謳い文句の観葉植物やサボテンですらすぐに駄目にしてしまうタイプなんだけど。グリーンは好きなのに。

ちなみに休校中の息子が学校再開までに家で育てるという課題でベランダにおいているツルレイシ(ヘチマみたいな)のは種を植えてから2週間経っても何の変化もありません、、、泣

このご縁をきっかけに観葉植物で家を飾る再チャレンジをしてみます。